2013年2月22日金曜日

Steve Jobsから学んだ事

最近久しぶりに図書館で本を借りる事にして、Steve Jobs氏の伝記を読みました。我が家はiPodから始まり今ではiPad、MacBook Pro、iPhoneと全てAppleで揃っているのだけど、私ね、どの商品をとってもすごいな〜と思うんです。デザインはシンプルでおしゃれだし、使い方もどの商品も説明書がないだけあって使いやすい。そんな素晴らしい商品を次から次と生み出すAppleのキャッチフレーズ"Think Different."という言葉の象徴的人物、Steve Jobs氏は人とどう違ったのか、彼はどう育てられたら世界を変える事が出来たんだろう?と私としても興味があったのと同時に、子育てしてる上で何か役立つ情報があるのではないかと思って読む事にしたんです。

読んでみると、とにかくとーっても読み応えのある本で、「へー」とか「なるほどねー」と感心する事が本当にたくさんあって、是非Jobs氏について色々と詳しく書きたい所なのだけど、600ページほどある本なので、そうサクサクとは書けないのがオチ。

でも少しだけ本の内容について書くと、私はこの本を読む前までは、Jobsが亡くなった時は世界中のニュースで大きく取り上げられたくらいだし、彼ってきっと寛大な人なんだろうな〜と想像していたんです。でも読んでみると、実は彼ってかなり風変わりな人で、感情的ですぐ怒ったり泣いたりするし、我がままで、人の意見はちっとも聞かず無理矢理自分の意見を通そうとするし、自分の設立した会社Appleからも一時は席を外されたような扱いにくい人だったとは驚きです。ただやっぱりすごいなーと思ったのは、彼のコンピューターの改造に対する情熱。育ての父親(彼は養子として引き取られた)が中古車のパーツなどをうまく修理してまた売りに出して、という事をやっていたのを見て育った影響で、改造する事にすごく興味を持ち、その結果が今世界中で愛されているAppleの商品として現れているんですね。すごいなー。ユーザー側の私たちはiPhone一つにしても「便利だね」くらいしか思わないかもしれないけど、Appleの色んな商品が出来るまでのJobs氏のやってきた事といえば、優秀なエンジニア達をうまく操り、他からアイデアを盗み、優れた説得力で色んな企業から有力な人材を引っ張ってきて...と汚い手口もたくさん使われた、というのが事実。でもやっぱりコンピューターを改造してより良い便利な世界を生み出したいというJobs氏の情熱がなかったらきっとiPhoneもiPadも今頃存在してなかっただろうなと思いました。

子育てにおいて役立つ事を学べるかなと思って軽い気持ちで手にしたSteve Jobs氏の伝記、子育てに関係なく、学んだ事たくさんありました。そして自分の子供もSteve Jobs氏のようになって欲しいとは思わないけど、(いや、彼のようになって欲しいという気持ちもやっぱりちょっとある。笑)何であれ情熱を持って人生ずっとやり通したいと思える事を持つというのは素晴らしい事であり、そういったものがない私(趣味程度に好きな事はたくさんあるけれど)はただ羨ましいと思うばかりで、自分の子供達は、いつかそういった情熱を持てる何かを見つけられたらいいのにな〜と思いました。そして自分に出来る事は、子供が何か大好きな事を見つけたら、それをサポートできる親になるという事。ま、口で言うのは簡単で実際はなかなか難しい事なのだけど。

とにかくオススメの本です。あと最後に付け足して言うと、Steve Jobs氏は実は日本の文化にすごく魅了されていた人で、(Appleの商品のデザインがシンプルな理由の背景には彼が重んじる日本の禅の美徳、『質素倹約』な部分がインスピレーションになっていたり。)日本人にとっては更に面白い本だと思います。というわけで機会があれば是非!

  



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