2014年10月9日木曜日

バイリンガル教育を諦めたくなる時

Kのキンダーが始まってから間もなくの頃、『自分の子供はどんな子か、またこの短い1年間で子供にどんな事を学んで欲しいか書いてください。』と担任の先生にお手紙を書く機会がありました。

その時に、一応『我が家はバイリンガル環境で育てていて、母親(私)は英語でコミュニケーションをとるのに不自由はなくても、あえて子供達には日本語だけでコミュニケーションをとるようにしている。』みたいな事を書いたのです。

そして一昨日、学校から電話がかかってきまして。

簡単に内容を説明すると、

「ESLのxx先生です。お宅はバイリンガル環境で育ててるとの事ですが、KはESLのプログラムを受けてみてはいかがですか?」

との事。

ガ~ン...

ショック! (涙)

ESLとはEnglish as Second Languageという意味で英語を第二カ国語として話す人を対象に英語を教えるプログラムなんですが。Kの第一カ国語は英語で第二が日本語なのに、そんなプログラムを薦められるなんて。(悲)

まず、「あなたは日本語でお子さんとコミュニケーションをとっているわけですね?」と言われて、

「Yes」とだけ答えればいいところを、

「そうです!私はあなたと今実際に英語でコミュニケーションをとっていて全く問題がないの分かりますよね?でもあえて私が頑張って子供達と日本語でコミュニケーションをとらない限りうちの子達は、絶対日本語が身に付きません。特に周りにはアメリカ人の夫を含め、英語で話す人だらけですから!」

と答え、その熱くなってる様子が伺えたのか、

「Oh sure、バイリンガルであるって事はワンダフルです。」

と言われ、「おぬしにこの街で日本語バイリンガルで育てる事の大変さの何がわかるかー!」と言いたくなるのをグッと抑え、

「確かに小さい頃にバイリンガル環境で育てると不利な事もあると思います。でも他の言語を話せるという事は絶対に将来大きなベネフィットになるはずです。今、うちの子は他の子に比べると英語能力が平均以下かもしませんが、周りは英語を話す人しかいないわけだし、いずれ追いつくと信じているのですが。」と冷静に返事をしました。

でもそう答えながらも、なんだか悔しい!!という気持ちが大きくて。私はもう高校の頃からアメリカにいるから、子供とも本当は英語だけでコミュニケーションとれたら楽だろうなーと感じる事がほぼ毎日。英語だけで育てれば、わざわざ日本に帰る度に、BOOK OFFで古本の絵本を買いあさったり、友達の子供のお古の教材もらって、重量限度ギリギリなるまでスーツケースをパックする必要ないし、高いお金出して購読しているしまじろうの海外受講もスパっと辞められるし、Kに疲れている時に質問して「日本語わかんないよー!」と投げやりな答えも返ってこないだろうし。でも私が頑張らなきゃ、私の子供達は日本の家族やお友達ともコミュニケーションがうまくとれないし、日本に里帰りするたびに楽しい思いをして、日本語が1ヶ月くらいでぐーんと伸びるのは、やっぱり他の日本の子よりはヘタでも日本語がある程度分ってるからだと思うのです。更に我が家は色んな理由で日本語の補修学校に行かせないと決めたから、私は何がなんでも日本語で通さないといけないのです。特に日本人が周りにいないから!

でもこの私の努力が、『英語能力』という視点で見ると逆効果になっているというのが悔しいー!!日本語教育やめたいー!

そう思いながらもESLについて少し聞いてみると、どうやら日中に授業から外れてESLの生徒だけで英語の勉強をするらしいのです。まあキンダーだからちょっと授業を抜け出す事は問題ないと思うのだけど、Kに「他の子達と僕は違う。」という気持ちにさせてしまうのでは?という所が引っ掛るのです。そして更に詳しく事情を聞くと、今ESLを受けている生徒はたった一人しかいないそうです。だからESLの先生は人集めの為に電話してきたんじゃないのかしら?と思ってしまう私は間違えかしら?あんな風に担任の先生に余計な事書かなければ良かったとも思います。(笑)お友達のママに相談したらKの英語は普通だと思う、って言われたし...。


というわけで、またしてもバイリンガル教育の大変さを痛感した私です。あなたがKの親だったらどうします?日本語諦めます?ESL受けさせます?


ちなみに私がこんな想いをしている事を全く知らないKは、最近再びしまじろうを楽しんでるようで、ひらがなにもやっと興味を示し出しました。今日の遠足のお水のボトルにも平仮名で名前書いて持って行きました。











11 件のコメント:

  1. 家で別の言語を使っているから即ESL、って短絡的すぎる気がするなー。前に住んでたCambridgeでは家で別の言葉を使っている子の場合は学校に入る前に全員テストを受けさせられ、その結果を元にESLについて決められてました。……が、なんと我が家はそのテストを受けるのが面倒だったので英語オンリーですということにして免れました。キンダーの申し込みにPが行ったのだけど、窓口の人が「英語だけにしとくほうがラクよ」と言ったそうな(笑)。土地柄家で別の言語使ってる子すごくいっぱいいるから、あまり大したことと思われてないみたい。先生心配してくださるのはありがたいけど、なんだか時代遅れな反応な気がしますね~。

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    1. 実際にESLの先生は色々Kの事観察した上で電話してきたのでしょうけど、申し込みの時にも我が家は日本語を家で使ってるって書いたんですよね。。。ほんと、余計な事するんじゃなかったー!!
      Jと話したら、「別に受けてもいいんじゃない?」みたいな事を彼は言うんですけど、私は受けさせるのはやめようって思ってます。なんだかあまりベネフィットがない気がするので...

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  2. ちなみに小学校でESLを受けてる子って日本から越してきたばかりの子とかしか知りませんでした。越してきたばかりでもESLなしの子もいたし。アメリカ生まれだったら家で何語を話していようが全然大丈夫と私は思います!(一部どうしてもバイリンガルになれなくて混乱する子もいるらしいですが、Kくんちゃんと適応しているみたいだし。)

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  3. K君、学年でも一番若いだろうししかも2言語の環境で生活してるんだから英語が遅れてて当然!小学校2年生くらいになったら言語の面も早生まれのハンデも皆と横並びになるって聞いたわ。私だったら日本語絶対諦めないしESLも受けさせないんじゃないかな〜。まだキンダーでしょ?英語だけの環境で育ってる子でも言語が遅い子って沢山いると思うんだけどなー。

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    1. そうそう、Kは一番学年で若いって部分で最初気にしていたのに、更に言語が遅れてるみたいな事言われて、「あぁ、あと1年遅らせるべきだったかー!」という気持ちになってね、ショックを受けた訳なのだけど。。。ちょうど2日前、日本人のママさんとお話する機会があって、この事を話したら、彼女の娘さんも同じ道を通ったんですって。他の子より英語が遅れ気味って。でも担任の先生と相談してESLは結局受けさせなかったのだけど、やっぱり2年生くらいになったら全然普通に追いついたって話を聞いて、なんだか安心しました。子育てって次から次へと色んな問題に打ち当たるから親も色々大変!!

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  4. はじめまして。ブログ時々拝見させて頂いてます。我が家のケースと似ている点がいくつかあったのでメッセージさせていただきます。
    住んでいる場所は英語圏ではないのですが、息子が就学前面談を受けた際に、面接を担当した先生から「息子さんは現地語より日本語力の方が強いようですね」と言われ、「私もずっと日本語で話しているわけではないのになぜ?」とショックを受けたのを思い出しました。担当の先生に「では日本語で話さない方がいいとおっしゃるのですか?」と問い返したところ、「そういうわけではないのですが・・」とバイリンガルであることは否定されなかったものの、これから学校に上がるにあたり現地語力が弱かったら困るよな・・と思い、面談を終えた後息子に「ママと現地語だけでお話する?」と訊ねたところ、息子が一言「えー、でも、じいちゃんとばあちゃんと話せなくなっちゃうよ」、とつぶやいたんです。そこで改めて息子に日本語を教える意義を再確認しました。

    バイリンガルである以外にも学年で一番生まれが遅いという事もあってか、入学した当初は少し現地語のボキャブラリーが他の子よりも少ない感はありましたが、「バイリンガルの子は言葉を吸収するのに時間が掛かる事もあるけど、親の母国語を教える事を諦めたらだめよ」と周囲の方々からも励ましをもらいつつ日本語で話す事も続けたところ、日本語環境が皆無(普段日本語を話すのは私だけ)にも関わらず、一時帰国の際にもほぼ問題なくコミュニケーションが取れるレベルの会話力は身に付きました。(読み書きは課題山積みですが・・)
    もちろん現地語も学力も問題ありませんよ。
    AYAさんのお子さんが書かれた「ぱぱ まま」という文字を見て、昔息子がノートに書き留めた「ぱぱ まま だいすき」という一文を思いだして懐かしくなりました。バイリンガルに対する見方も色々あるかと思いますが、諦めないで、お子さんと日本語を身につける楽しさを分かち合いながら、頑張ってくださいね。応援しています。

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    1. はじめまして、コメントありがとうございます!
      色んな国で色んな方が日本語教育の大変さの経験談をシェアして頂くと本当に励みになります。(感涙)
      私もESLの先生から電話があってから、息子に「ねえ、ママに日本語じゃなくて英語でお話してほしい?」と聞いてみたんですが、息子は英語だけじゃなく、日本語も話せるという事には誇りを持っているようで、「大丈夫よ、日本語好きよ。」と言われたので、このまま今まで通りに日本語環境を継続していこうと思います。

      確かにうちの子も年少という事もあって、同じ学年の他の子に比べるとボキャブラリーは少ないかなーと私も感じるのです。でも、ここで諦めたら今までの努力が水の泡になってしまうし、息子は↑にも書きましたが、最近やっと平仮名にも興味を持ち始めたので、プレッシャーをかけずのんびり進めて行こうと思っています!うちの子も「まま だいすき」と早く書けるようになってほしいです!



       

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  5. バイリンガル教育って、本当に難しいですよね。
    我が家の長男(いま12歳)がキンダーに入学するとき、英語と日本語がファーストランゲージだと書類に記載したら、やはりESLのことで面倒なことになってしまったので、次男(いま11歳)の時は、ファーストランゲージは英語としか書きませんでした。ふたりとも幼稚園は日系の幼稚園に通っていたから日本語はもちろん、英語は父親と毎日話してたし、読み書きもできるちゃんとしたバイリンガルだったにも関わらず、なぜESLに入れる必要があるのかとても不思議だった覚えがあります。『バイリンガル=言語の遅れ』とおもわれているのかもしれませんね。特に『男の子は、発育が遅い』とレッテルが張られてるから・・・
    気にせず、K君の成長は、母親であるAyaさんが判断すればいいと思いますよぉ。

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    1. はじめまして♪ 貴重なコメントありがとうございます!
      なんだか色んな方の話を聞くと、バイリンガル環境の事は学校には言わない方が良さそうですね。もうわたくし、失敗しました。もう下の子が入学する時は絶対、そんな事記載しません!
      私がそうやってバイリンガルであるっていう情報を提供した時点で、もうESLの先生は息子の事を特別な見方をしてるのだと思うのですが、やっぱりESLは受けさせない事にしようと思っています。それが息子にとって良いかは、わからないですがやっぱり、他の子と別扱いされるのはなんだか可哀想な気がするので。今はクラスの新しいお友達と一緒に過ごすのがとっても楽しいみたいですし。

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  6. うちも、キンダーの書類に英語と日本語と書いたら、本人が気づいてない間に(笑)英語力を試されていたようで、本格的なESLではないけど、ネイティブでもない、少し英語の補習授業が必要なBridging Serviceのレベルと判定されました。
    私の予想よりもいい結果で、私は気にしていません。 逆に、私が敢えて教えない分、今のうちに英語の基礎を教えてもらえていいか的な感覚です。  でも、英語力にほぼ問題ないことがわかったので、引越して次の学校では2言語家庭であることの自己申告やめようかなと思ってます。
    お互い日本語教育がんばりましょうね!

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    1. こんにちは♪
      うちも、昨日そのESLの先生からいきなりテスト結果が送られてきて(笑)平均の子より、ちょっとだけ下っていうようなレベルの結果を頂きました。うちの場合は日本語はボキャブラリーが少ない分、私に色々説明するのが苦手みたいなのですが、今日アメリカ人の子のお家でプレーデートさせた時に、学校で実際にどんな事が起きているかお友達のママにかなり詳しく説明していて「あら、英語だったらこんなに詳しく説明してくれるのね。」くらいに思ったので、ESLはやっぱりやめようかと思ってます。

      ↑に頂いた皆さんのコメントからも私は絶対下の子が入学する時はバイリンガルの事は一切触れないことにします。やっぱり厄介な事になりそうなので!新しい学校では、色々とスムーズに行くといいですね♪ 応援してます。

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