私のアボカド好きは有名で(どこで?)、我が家は常にアボカドが何個か常備されています。アボカドは栄養価も高いのでKがベイビーの時に離乳食スタートしてからも割とすぐに与えたものなのですが残念な事にKは好んでくれず。。これは結構ショックだったのだけど最近アボカドを食べさせる方法を見つけたんです。
それはGuacamole。日本語ではなんて言われてるんだろう?ガカモレ?要するにアボカドのディップです。アボカドにトマト、タマネギ、パクチ、塩、ライムが入っております。これは私もJさんも大好きで、よくビールのお供にするのだけど、ある日2人だけでバクバク食べてたんです。
すると、横からまさにこんな風に↑手がのびてきて、んまぁ食べる、食べる。
今ではGuacamole作る度に、大量にアボカドを食べてくれます。普段、生のトマトだけを与えてもあまり食べないけれど、Guacamoleに入ってる生のトマトは全く問題もなく食べます。
そんなアボカドを克服したKを見ていて、子供に食事(離乳食)を与える事について色々気づいた点(失敗談というか経験談)があるのでここでちょっと綴ってみますね。
* 無理矢理食べさせてはいけない。→ 諦める事も必要。
私はアボカドだけでなく、他に栄養価の高い野菜など、どうしても好きになってほしくて「お願いだから食べて〜〜」と前はやっていたのだけど、やっぱりトラウマになってはいけないと思って諦める事も大事かなーと気づいたのです。そんなわけで、アボカドだらけのGuacamoleなんかKには全く与えようとせず、大人だけでバクバク食べていたら横で見ていたKも美味しいかも?ってきっと思ったんでしょうね。負けずとバクバク食べ出した訳だし。これはアボカドだけでなく、実は他にも色々例があるんです。ビーツとか、ジャガイモとか。ジャガイモなんて子供皆好きだと思っていたのに、Kは全然食べなかったのです。でもある日私がジャガイモ料理を一人で食べていたら、お腹をすかせていたKが、頂戴というのであげたらそれ以来よく食べるようになりました。
* 大人と同じ食事を与える。
Kが小さい頃、私は栄養ばかり気にしていて、Kだけ違うメニューだけを与えてたんです。勿論、これは小さい頃は当然ですが、我が家はちょっとこれを長く続けすぎたかな、と。ある程度歯が生えてなんでも食べれるようになったら、わざわざ違う食事を用意しなくても私たち大人が食べるものも一緒に食べさせれば、結構食べるんだなーと気づいたんです。そして私たちが美味しそうに食べていれば、子供も真似して食べてみる気になるんだと。勿論、そうじゃない場合もあるけれど!Kは日本人らしく、梅干しとかイクラなど普通のアメリカ人の子供が食べないような物も食べるんですけど、そのきっかけはというと、やっぱり私が一人で美味しそうに食べていて、「ちょうだい。」というのがはじまりだったんですよね。
あと、この点に関して付け足す事と言えば、レストランなんかに行って子供用メニューがおいてある所がありますが、我が家はKにも子供用メニューを頼みません。まずアメリカの子供用メニューっていつもチキンフィンガーとか、パスタにバターが乗っかってるだけ、とかポテトとかワンパターン&最低で、子供の好きな物を優先に考えて栄養とかを全く無視しているパターンがほとんどなんです。だからKにもいつも普通のメニューを頼んで、「ちょっとママにもちょうだい。」と言うと一緒にシェアしてくれたり、そうすると食事も楽しくなるし、これはおススメするポイントです。
* メニューを工夫する。
これは色んな日本人のママさん達もよくやってる事だと思うのですが。(子供が喜ぶようにキャラ弁を作るというのが良い例ですね。)例えば蒸したブロッコリーを食べなかったら、味付けしてソテーにしてみる、とか。アメリカ人て、糖分はあまり気にしないわりに塩分に対して結構うるさい人が多く、野菜とかもただ蒸したりするだけのたんぱくな物を食べる人が多いんです。でも私の考えはちょっと違って、もしちょっと塩分があっても美味しく味付けして子供が色々食べてくれるのなら、そっちの方がずっといいなーと。ちなみに、食事が悪いと有名なアメリカでも最近健康志向で子供用のメニューに野菜があったりするのは確かなんです。でもよく観察すると野菜といっても、蒸したブロッコリーやニンジンだけで、何も味付けされてなくて残してる子供もたくさんいます。やっぱり美味しくないんでしょうね。私だって野菜好きですけど、ただの味付けされてないブロッコリーやニンジンなんて美味しいって思いませんもの。それに比べて日本では、学校の給食を例にとると、野菜はスープや野菜炒めみたいに美味しく調理されていて、あ〜だから日本の子って皆色々と何でも食べるんだなーって。私も小学校の頃、給食が美味しくて毎日残さず食べたものです...そう考えると日本はやっぱりアメリカに比べると食事に関する工夫とかが遥かに勝っていて素晴らしいなーと感じます。
...と、こういった事を最近感じていたら(なんだか半分はアメリカの食事の悪さの指摘みたいだけど)、お友達の紹介してもらった私もすっかりファンになってしまったブロガーさんが、好き嫌いの激しい子供がいる親は是非読むべき、と"French Kids Eat Everything"という本のレビューをされていました。本当はもっと詳細に触れたい所だけど長くなるので省きますが、私が上で述べた最近感じている事とすごくかぶっている部分がありますので、興味がある方は是非読んでみてください!(残念ながら和訳はないのだけど。)
内容をざっくり説明すると『フランスの子供がなんでもよく食べる理由は、フランス人は栄養のある食事をきちんとする事がいかに大事かという事を親も学校も政府も皆認識している』、と書かれています。それは、まさにアメリカに住んでる私が日本人てやっぱりアメリカ人に比べると食事の事を大切に考えてるなーと感じるポイントなんです。
なんだかダラダラ書いていたらまとまりのない記事になっていまいましたが、結局私が何をここで言いたいかというと、うちの子は野菜を食べてくれないと頭を抱えているママさんパパさん達はアメリカにも日本にも沢山いますけど、(私もその一人です!)いちばん大切なのは、子供に与える食事について、栄養など親が関心を持つ事であり、時には忍耐も必要ですけど、私みたいに時々は諦め、リラックスした気持ちで食事を作ってあげればいつか子供も色々食べようという気持ちになるんではないのかなーという事です。
余談:NはKと全く反対で、アボカド大好き。もうちょっと大きくなったらどんな風になるのか楽しみです。ベイビーも例え兄妹といえども、十人十色です。
バナナが好き、アボガド嫌い、でもワカモレ好き。K君とトムは食べ物の好みが似てるわ(笑)
返信削除トムさんね、お家にお邪魔した時、皆がデザート食べてる時に彼一人だけバナナ食べていた姿が今でも脳裏に焼き付いております。笑 確かに似ているね!
削除かなーり出遅れましたが、この本は私も読んでみようと思っています。南部の義父の家に行って来て、アメリカの食生活の問題をまた垣間見た気分。我が子からReal foodの良さを広めたい!
返信削除アメリカって広い国だから食生活もエリアによって大きくむらがあると思います。やっぱり海岸沿い、そして大都市だと皆食事に対する関心が高く、健康な物を食べようと努力してると思うし、南部などは昔から根付いたカロリーの高い食事が多いと思います。私もこの本、読みたいんですけどとりあえず今読まなきゃいけない本が3冊あるので、その次に読みたいと思います。
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