2014年1月2日木曜日

異国の地でお節料理を作るの巻き

皆様、明けましておめでとうございます!

今年は作らないはずだったお節料理、結局作る事にしました。異国の地で一人でこれだけ作るのは、はっきり言って超大変です。日本食材屋さんまで買い出しに行ったけど、手に入らないものもあるから色々ひねりというか代用を使ったし、何が大変て時間と労力。だから今年はパス、と思っていたのだけど、周りに日本人がいないとせめてお正月くらいは日本の文化を味あわなきゃ、と思って頑張っちゃうものです。

それだけじゃなく、年末は家の大掃除もしつつ、年越し蕎麦も作ったんですよ。

日本にいる私の家族は年末に皆で優雅に温泉旅行に行って露天風呂を満喫している間、私はアメリカで一人で跪きながらカビキラー使ってお風呂掃除ゴシゴシ。そしてお蕎麦だって、手打ち。っていうのは嘘だけどおつゆは、めんつゆなど使わずに昆布と鰹使ってちゃんと自分で味整えて...。周りにお蕎麦屋さんなんてないですからねー。

そんな感じで大晦日の日は、朝から一人でせっせとお節料理の準備をし、お蕎麦を作り、大掃除をしつつ、(大掃除は床のモップがけとかフットワークの軽い旦那さんが色々やってくれたお陰でかなり助かりました。)でも夜はアメリカ人流にお友達とディナーに行く約束があったのでかる〜くお蕎麦を食べただけ。そしてディナーで疲れている身体&空腹の時にシャンパンを急ピッチで3杯飲んだら悪酔いして、9時半に就寝。(早過ぎ!!)世間はカウントダウンをしている間、私は深い眠りの中。(笑)そして朝4時半に起きて最後のお節料理の準備にとりかかったのであります。

まず一段目。

お煮染め、黒豆、なます、栗なしきんとん(笑)、そして鶏肉で野菜を巻いた、なんちゃって八幡巻き。本当は鶏肉じゃなくて牛蒡とか穴子を使ってやるのだと思うのだけど、インゲンとニンジン入れて代用。そしてなますが入ってる器はオレンジ。(笑)橙とか柚子とかないからね。

二段目は、酢れんこん、だし巻き、エビ、叩き牛蒡、かまぼこ。蓮根は花びらの形にしたかったけど、時間がなくて一番上に乗っかってる一枚だけ花びらの形にしてズル。でも花っぽくする為にピンク色に染めました。ただ我が家にはピンクに出来るような柴漬けや梅干しがなかったので、ゆかりのふりかけを使って色をつけました。

それからお節料理を作る際、何が一番難しかったかって、重箱の詰め方です。私が気をつけたポイントはまず第一に色合い。だから鶏肉の中身もあえて色の奇麗なニンジンとインゲンを巻いて、茶色系統の叩き牛蒡とお煮染めは同じ段に入れるのを避けました。(本当は何段目にどんな物を入れるとか色々ルールがあるみたいですけどね、そんな事気にしてられません。)エビもお醤油やお出汁を使って煮ると茶色っぽくなるので塩ゆでにしました。あとは緑色はやっぱり映えるので絹さやを沢山活用。だからだし巻きの間にもちょっと挟んでみたり。本当は笹の葉があればいいのだけど、それもなかったので。

あとは隙間をなく詰める事、そして高さを出す、という点。隙間を埋めるのは、お煮染めとエビが多いに活躍。そして高さを出すと沢山詰まってる〜という感じになるので、かまぼこなんかは下に板を敷いてあります。だし巻きの下にも。

最後に三段目はおこわと目出たい、鯛。これはちょっと盛りつけがイマイチ。本当はここにもう一品入るはずだったのだけど、ギブアップしたのです...。タケノコとか色々買い忘れてものも沢山あったしね...来年はもうちょっと工夫します!

そしてお雑煮。白味噌に丸餅のみ。上にちょっとだけ鰹節ふって。京都のお雑煮です。うんめぇ〜

準備が出来た所で、皆で「新年あけましておめでとうございます。」と日本語で挨拶をし、
Kは「新年いただきます。」と色々食べてました。彼は牛蒡と蓮根と、黒豆、そしてお雑煮のお餅がかなり気に入ったようでした。


一方で野菜が大好きなNは、ニンジンとか絹さやばかり食べてました。ガイジンJさんは酢れんこんが一番好きって言ってました。私はやっぱり叩き牛蒡とお煮染めと酢れんこんと黒豆かな。(ほとんど全部。)

とまあ我が家は元旦にはお節料理を食べてゆっくり過ごしたのですが、お節料理作りのせいで、疲れがどっと出ております。ただ、テーブルにお重箱を並べた時、Kが「ママ、すごいね〜。」と日本語で褒めてくれたので作った甲斐があったな〜とも思いましたが、日本に住んでたらここまでお節作ってないだろうな、とも思いました。(笑)

こんな異国の地で、頑張って日本人やってる私ですが今年もどうぞ宜しくお願いします!













6 件のコメント:

  1. 明けましておめでとうございます!

    Ayaさん、またしてもやってくれましたね!
    異国の地でこれまでの御節を作ってしまうなんてプロ級だーーー!
    ワタクシなんて紅白のかまぼこを用意しただけ・・・ひどいでしょ。
    エビもひげの付いたのが売っているんですね~。
    私もお一日には知人宅で京風の白味噌仕立てのお雑煮を人生初で頂いたんだけど
    と~~~~っても美味しかった!Ayaさんのご実家では鶏肉やらお野菜は入らないんですね?
    お汁にお餅だけって斬新!お正月料理って地域の差が出るので面白いですね。

    ではでは今年もどうぞよろしくネ。

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    1. なほ二郎さん、
      明けましておめでとう!こちらこそ今年も宜しく!
      海老はアジアン系マーケットには頭付いてる海老はこちらでは売ってます。でもうちは面倒くさくてあまりアジアンマーケットにはいかないんですけどねー。
      白味噌仕立てにお餅だけって、斬新のようで京都周辺では「伝統」なんですよ〜。滋賀出身のお友達も全く同じ白味噌仕立てでお餅だけなの。私はこうやって育ったから、このお雑煮じゃないとお雑煮の気がしないのです。でも九州出身の父は、それはお雑煮じゃない、といつも母と口喧嘩してました。笑

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  2. ちひろママ2014年1月3日 20:03

    クリスマスからしばらくおやすみかな、と思いきや! うーん、素晴らしいおせち料理の数々です。 確かに、日本を離れていると季節ごとの行事には日本にいたときよりやる気が出てくるかも。 高さを出す工夫、なるほど!と感心しました。 うちでもやってみようっと思いました。今年もAyaさんのブログ、すっごく楽しみに読ませていただくのでよろしくお願いします。 

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    1. 明けましておめでとうございます!
      ありがとうございます!私は普段、お料理は別に凝ったものは作らないんですけど、色合いとか、↑みたいに高さを出す工夫とか、盛りつけ方は結構気にする方です。目で食べる、というけど本当プレゼンテーションによって美味しさも変わってくると思うので。
      日本を離れると日本の文化を尊重しようと頑張りますが、アメリカにはアメリカなりの行事もあるから、両方の文化をこなそうと思うとホリデーシーズンなんか、サンクスギビングからずーっと食べて、食べて、が続きますね〜。
      今年もよろしくお願いします!

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  3. ロンドンから、明けましておめでとうございます。
    凄ーい!おせち作られたんですね!! 私は年越しそばは食べましたが(主人は仕事だったので、一人で食べましたが)、おせちは考えもしませんでした。しかも、私は1日から仕事だったので、正月気分は大掃除の時と、年越し蕎麦食べているときだけでした…。
    試行錯誤の介があって、おせち本当に素敵で美味しそうですよー。私も黒豆食べたい。
    海外に居ると、日本の行事って意外と気になりますよね。でも、それって大事よーと前回息子のお食い初めをした時に、母に言われました。本当に、ちゃんとこうやって伝えて行く事が大事なんだと思います。
    今年もAyaさんとご家族にとって、健康な一年になりますように。

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    1. 明けましておめでとうございます!
      そう、何故かお節作っちゃったんです。本当は作らないはずだったのに、いつの間に。。。笑
      Satomiさんんは、きちんとお食い初めやったんですね。偉いな〜。うちはやらなかった。。。日本を離れているとお正月とかメジャーなイベントは忘れませんが、すっかり忘れてしまう事もあります。笑
      Satomiさんにとっても良い年になりますように!今年も宜しくお願いします!

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