NYエリアの大雪警報に伴う街中の様子とその結果

"むかしむかし、ある所にお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに出かけました。お婆さんは川へ洗濯に出かけました..."

という桃太郎のお話の典型的な出だしですが。

日本でもニュースで取り上げられていたそうだけど、我が家の住むNY周辺エリアには大雪警報が出ていました。そして我が家の状況を日本昔話風に語ってみようと思います：

アメリカのとある片田舎の街にJさんとAyaという夫婦と小さな男の子と女の子が住んでいました。ある冬の寒い日に大雪警報があり、街じゅうの皆は準備に大慌てです。それでもJさんは いつものように朝５時頃家を出てNYまで電車に乗ってお仕事にでかけました。そして、夜は恐らく電車が止まるとの事で家に帰る事ができませんでした。その間、Ayaは、一人で子供の世話をしながら準備に大忙しです。まず、お店に食料を買いに行きましたが、どのお店も大変混んでいて、ミルクや卵など色んな物が売り切れていました。

そして次に焚き木の準備をしました....。

ってここで、私は「日本昔話か？2015年の今、なぜ焚き木の準備をせなあかーーん？！」と思ってしまったわ。

一応、アメリカって先進国なのに、ちょっと雨風吹いただけですぐ停電するんですわ。（涙）で、恐らく今回のこの大雪でも停電すると言われていて、そうなると家の中のヒーターがつかなくなり、大変困るのです！いざそうなったらマズイという事で子供たちが学校に行ってる間に、暖炉があるので焚き木を早めにスタート。

つづき：

Ayaは冬になると暖炉の前で温まりながらまったりするのが大好きで、その姿はまるで冬眠するクマさんのようです。そんなAyaのために心優しいJさんは、まだ本格的な冬が始まる前に沢山の焚き木を用意しておいてくれました。

そしてAyaが大雪が来る前に焚き木の用意をしていると、お友達が家にやってきて、こう聞きました。「Aya、僕たちにも少し焚き木をわけてくれんかね？大雪が来ても、僕らは焚き木がひとつもないんだ。」それを聞いたAyaは、「どうぞ、好きなだけ持って行っておくれ。うちには焚き木だけはたくさんあるからね。」

ざっと我が家の焚き木の量。↑
うちはたまたま、こうやって焚き木の溜めがあったけど、焚き木をわけて、とやって来たお友達はギリギリになって焦って色んなお店で焚き木を探しに行ったけど、全て売り切れだったそうです。ちなみに、そのお友達に、あなたの家には暖炉、いくつあるの？と聞いたところ、「６つ」だって。でた、アメリカ。笑（そんなに暖炉いらねーー。）

つづき：

焚き木の準備が整った後は、停電になるかもしれないので、まだ電気が使えるうちにご飯を炊いたり、パンを焼いたり、色んな準備に大忙しで夜はぐったりしてすぐに寝てしまいました。

そして次の日起きてみると、辺りは雪一面と化していてとても雪景色が綺麗でした。ですがよく考えてみると、コネチカットではごく見慣れた景色です。そしてなんと、お昼前には雪もすっかりやんでしまい、巷で大騒ぎしたほど大した事なかったのでした。

おしまい。

ってあっさり話も終わっちゃったわよ。ほんと、ガク〜って感じ。ニュースでは歴史的な大雪警報とかなんとか言って、NYCも「外出禁止令」が出ちゃったりで、全てお店とか閉まったりしたのにね。

今回のこの件でアメリカの天気予報、外れる確率がまた更にアップ。数年前NYに住んでいた頃、これまた歴代的なハリケーンがやってくると予報があって、その時も町中が大騒ぎしたのだけど結局ハリケーンは思いっきり横に逸れて当たりもかすりもしなかった事があるんだけど、それを思い出しました。

まあなんだかボストン地方とかは結構深刻だったみたいですけど、何はともあれ大事にならなくてホント良かったです...。そしてこういう時に、電気が使える事、外が寒くても家の中は温かい事、お湯がある事、インターネットに繋がる事、など普段の不自由ない当たり前の生活に感謝できるんですよね〜。

明日には子供たちの学校も普通通りに戻ってくれますように。。。

バーナー新しくしたよ。
いつも読んでくれてありがとう。

　　　　　

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